幼児科卒業前の2月頃に、グレード試験なるものがありますよね。
『幼児科音楽基礎グレード』は、試験を通して2年間の成長を評価として確認するものです。
『まだまだあどけない子供たち、ちゃんと試験なんてできるの?!』と心配ですよね。
そんな時に、試験の全体像がわかると安心ですよね。
実際にどんな事をするのか・受講料金・試験の各項目について・当日の流れについてまとめました。
また、5項目すべて最高評価がもらえた練習方法も紹介していきます。
ちなみに、ヤマハでは基礎グレードを受けないという選択はできなそうな雰囲気。
強制ではないと思いますが、、、
ヤマハの幼児科音楽基礎クレード試験は落ちることはないみたいなので、
簡単なポイントをおさえれば楽しく挑戦できると思います
幼児科音楽基礎グレード試験について解説
幼児科音楽基礎グレード試験について以下の順番で解説していきます。
- 5つの試験項目
- 受講料
- 試験当日の流れ
5つの試験項目
実施項目は、歌うこと、聞くこと、弾くこと、読むこと、つくること、の5つです。各項目の試験内容は公式を参考に記載していますが、ご自身でも必ず確認してくださいね。(年度によって変わるとかあるかもしれないので)
1・歌うこと
ぷらいまりーの中から好きな曲を1曲歌う。ドレミ唱、歌詞唱どちらでもOK先生が伴奏してくれます
2・聞くこと
聞き取りは2つの項目があり両方やります。1つ目は先生が弾くメロディをドレミで答える。2つ目は先生が弾く和音をドレミで答えます。
3・弾くこと
ぷらいまりー3・4の中から好きな曲を2曲演奏します。
4・読むこと
当日演奏した曲の中から、先生が指をさした2小節ほどをドレミで読んで答えます。ヘ音記号やト音記号も出題されます。
5・つくること
ぷらいまりーで習った曲に伴奏をつけて弾きます。先生が1度メロディを弾くのでその後伴奏を弾きます。
当日演奏した曲の中から、先生が指をさした2小節ほどをドレミで読んで答えます。ヘ音記号やト音記号も出題されます。
受講料
3,300円
試験当日の流れ
試験は10分ほどです。
試験は、会場や、いつもの教室などで1人づつ行われます。予定時間に間に合うように廊下などで待機します。
- 順番がきて呼ばれたら、ママと子供で試験の部屋に入ります。
- 部屋には試験官1人と、いつもの先生がいらっしゃいます。
- 試験官の指示に従って、歌ったり、演奏したり試験をします。
- 試験が終わると、その場で試験官からフィードバックをいただいて終わりです。
フィードバックと言っても、『ここをこうした方がいいですよ』などのアドバイスではなく、よかったところを褒めてくれる感じですので、不安にならなくて大丈夫ですよ。
筆者の時はとっても優しそうな女性だったので、リラックスして試験できていたと思います!
5つの試験項目|我が家で実践した練習方法や試験での様子
試験対策すべき項目は、次の5つです。
- 歌うこと
- 聞くこと
- 弾くこと
- 読むこと
- つくること
我が家で実践した練習内容や、試験で各項目で体験した話も説明してきます!
1・歌うこと
「歌うこと」とは?
→2年間で習った「歌唱」「ドレミ唱」から好きな1曲を選んで歌う試験です
実践した練習内容
→歌えそうだったので(歌が上手いというわけではなく、緊張が薄いタイプなので人前で大きな声で歌えそうという意味)、家では3回ほどしか練習しませんでした。
緊張しそうで心配なお子さんの場合は、お風呂の時間などに試験で歌う予定の曲を毎回歌って、1人で歌うことに慣れておくといいかもしれません。
歌唱とドレミ唱どっちを選んだほうが良い?
→筆者の周りの子は、聞いてみたら全員ドレミ唱選んでましたね。ウチもそうしました。
息子は初めは『リズムマジック歌おうかな〜』とか言ってたけど、難しい曲は試験で歌う曲としては微妙かもです。
ドレミ唱の方が歌詞を覚える必要がないので歌いやすいと思います◎
試験での様子
→結局、本人が歌いやすいと言う理由で、ドレミ唱のマリオネットのダンスを(先生がびっくりするほど大きな声で)歌ってました
上手さは別として、元気に歌うことが試験では大切っぽいなと思いました。
2・聞くこと
「聞くこと」とは?
以下2つが出題されます
・メロディ暗唱
・和音の聞き取り
メロディ暗唱とは
レッスンの時に、ぷらいまりーに載っていない曲を先生の伴奏でドレミで歌ってますよね?あれがメロディ暗唱実です。1年間で16曲もやってました(2年間で32曲)。いずれかのメロディ暗唱から1曲のワンフレーズを先生が演奏するので、それをドレミで歌って答えます。
おそらく、1・2は古すぎてさすがに出ないんじゃないかなぁと思うのですが・・・うちの場合はぷらいまりー3からイギリス精兵が出題されました。
実践した練習方法
→これはぶっつけ本番で行きました。と言うか範囲が広くて我が家では対策できませんでした。
試験での様子
→意外と子供は覚えているもので、ちゃんと歌えてました。
不安な方・練習しときたい方は以下を参考にしてください↓
和音の聞き取りとは
試験官が連続した3つの和音をピアノで弾くので、子供がドレミで答えます。公式によると、出てくる和音は、ハ長調、ヘ長調、ト長調、ニ短調から出題されるとのことです。ただし、イ短調からでたとおっしゃる方もいたので、満点を目指すなら全て練習した方が良いと思います
実践した練習方法
先生がレッスンでやってるみたいに私がピアノで和音を弾いてあげて、子供にドレミで歌わせて練習しました。毎日練習の前に1〜2分ほど取り入れました。
和音の練習が不安な方・確認しておきたい方は、以下を参考にしてください↓
試験での様子
試験では3種類の和音が出題されました(何が出たかは忘れてしまいました・・・)
普段通りに答えられました
3・弾くこと
「弾くこと」とは?
ぷらいまりー3・4の中から好きな曲を2曲選び演奏する試験です。
実践した練習方法
選んだ2曲は毎日少しづつ練習に取り入れました。演奏曲をあらかじめ練習できるから、これは子供は1番楽かもです。
試験での様子
「何を弾きますか?}と質問されるので答えて2曲弾きました。
4・読むこと
「読むこと」とは?
「弾くこと」で選んだ2曲から、先生が指をさした2小節ほどをドレミで読んで答える試験です。ヘ音記号やト音記号も「これ何?」って指さして聞かれます
実践した練習方法
あらかじめ「弾くこと」で選んだ2曲を、子供と指差ししながらドレミで歌いました。ヘ音記号、ト音記号なども『これ何だっけ?』と聞いてあげて練習しました。普段の練習では楽譜を読まないので心配な項目でした。
試験での様子
「弾くこと」で選んだ2曲から2小節分、出題されました。やはり記号も聞かれたので練習しておいてよかったです。
5・つくること
「つくること」とは?
ぷらいまりーで習った曲に伴奏をつけて弾く試験です。先生が1度メロディを弾くのでその後伴奏を弾きます。
実践した練習方法
息子の教室の試験は『はと』が出そうとのことで、はとのアレンジのみ自宅で練習してました。この項目に関しては、教室の先生から出題する曲を事前にやんわり教えてもらえることが多いのではと思います。
試験での様子
『はと』はレッスンで3種類ほどのアレンジを習いましたが、その中で好きなアレンジを1つ本番で弾きました。
試験官の人『もう1つくらい、いけそうだねぇ、もう1つアレンジ弾いてみる?』
息子『・・・大丈夫(弾かない)』
みたいなやりとりもありました。笑
もう1曲弾かなかったからと言って、減点などなかったですよ。
ヤマハ幼児科で習ったメロディ暗唱曲一覧
ぷらいまりー4で習ったメロディ暗唱曲
・アヴィニョンの橋の上で・かわいそうなとり・聞け、天使の声・北欧の歌・メヌエット・可愛いお洋服・フランスの古い服・おねだり
ぷらいまりー3で習ったメロディ暗唱曲
おほしがひかる・ひとまねおうむ・かっこうとロバ・フレーリージャック・とけい・おどれおどれ・イギリス精兵・木枯らし吹く日
ぷらいまりー2で習ったメロディ暗唱曲
ドナルドおじさん・池の雨・赤いバラ・気のいいおじさん・5月に・マルユッカ・楽しい日・結婚の踊り
ぷらいまりー1で習ったメロディ暗唱曲
メリーさんのひつじ・きらきらぼし・ぶんぶんぶん・まりなげ・きつつきさん・コスモス・パンチネロ・収穫の歌
ヤマハ幼児科で出てきた和音|聞き取り練習に使える和音演奏パターンを解説
和音の聞き取り練習で効果的なのは、レッスンの時みたいに、ピアノなどで各調の和音を全て使って弾いてあげて歌わせることです。試験の時に和音を弾くのは先生なので、いつもレッスンでやっている和音の演奏パターンでおうちでも練習するのが1番いいです!
『そんなこと言っても、覚えてないよ〜』って人は、以下のレッスン風の各調の和音演奏パターン例を参考までにどうぞ♪
ハ長調▶︎ドミソ・シファソ・ドミソ♪シファソ・シファソ・ドミソ♪♪ドミソ・ドファラ・ドミソ♪♪ドファラ・シファソ・ドミソ
ト長調(ファは全て♯で)▶︎ソシレ・ファドレ・ソシレ♪♪ファドレ・ファドレ・ソシレ♪♪ソシレ・ソドミ・ソシレ
ヘ長調(シは全て♭で)▶︎ミシド・ミシド・ファラド♪♪ファラド・ファラド・ミシド♪ファラド・ファシレ・ファラド
ニ短調(シは全て♭で)▶︎レファラ・ド♯ソラ・レファラ♪♪ド♯ソラ・ド♯ソラ・レファラ♪レファラ・レソシ・レファラ
ヤマハ幼児科音楽基礎グレードの結果と感想をレビュー
感想
『幼児科レベルでグレード試験必要あるのかな〜』なんて気持ちも少しありましたが、やってみるとすごく良い経験でした。
先生や試験官との子供のやりとりも間近で見れて面白かったです。どのように面白いかと言うと、試験官がとにかく褒める語彙力がすごいんです。何かしら子供の良いところを見つけて褒めてくれます。
試験官のあまりに上手な褒め言葉に、普段のレッスンのヤンチャな息子を知っている先生からツッコミが入ったくらいです笑 普段あまり褒められ慣れていない息子は、ニコニコと気持ち良くなってましたね。
私も試験官を見習って褒め言葉の語彙力をあげていきたいなぁなんて思いました。
何が言いたいかと言いますと、2年間も頑張ったことを誰かに評価してもらうのって、本人も親もかなり嬉しいものだと言うことです。
そして、試験の良いところは、前向きなフィードバックがもらえて自信に繋がるところです。
自信は1つの成功体験になり、息子はさらにやる気が出たようでした。
これが、ヤマハ幼児科音楽基礎グレードを受ける1番のメリットなんじゃないかな〜とか思いました。
結果
1ヶ月ほど経った頃、結果の封筒をレッスンの時にいただきました。
家に帰って封筒の中身を見てみると、合格してました!落ちることはないと聞いてましたが、合格証書が届いて一安心です。
また、合格証書は各項目ごとの三段階評価とコメント、さらに先生からのコメントが記載されていました。
各項目の評価コメントや先生からのコメントを、息子とニコニコしながら一緒に読んでほっこりしました。
継続して頑張ったら良い結果につながるんだよって事を体感してもらえたので、よかったなと思います。
幼児科卒業後は、付き添いなしの総合コースが始まりますが、引き続き楽しんでピアノのサポートしていきたいなと思っています!
長々と書いてしまいましたが、最後までお読みいただいてありがとうございました。試験、楽しんでください。
話は変わりますがこれから小学生に上がるお子さんは、チャレンジやポピーを利用してますか?
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