エレクトーンを習い初めて2ヶ月目頃、ある事に苦戦していました
それはベースでもなく、練習することでもなく
初心者の敵の和音です(初心者はみんなそうですよねぇ・・?!)
楽譜もドレミを書かないと読めないレベルの自分は、暗譜して何回も弾いて体に記憶する。。。みたいな気合とやる気で曲を練習していました
しかしこれは非効率すぎて時間がもったいない(やっと気がついた)
そこで今回は、
私が実際に和音がすっと覚えられて、和音部分の譜読みスピードが上がった方法をシェアします。
- エレクトーンの和音を覚えて和音部分の譜読みスピードをあげるコツ
- エレクトーンの和音練習に最適な教本
- エレクトーンのカデンツ練習の方法
- そもそもカデンツとは何か
- エレクトーンのカデンツとピアノのカデンツの違い
私と同じようにエレクトーンで和音が苦手な方や和音を覚えるコツを知りたい方は、この記事をぜひチェックしてください。
また、エレクトーンを習っている子供のためにエレクトーンカデンツ教本を探している方にも参考になるかと思います♪

その時わたしは和音が苦手で困っていた
エレクトーンを初めて1~2ヶ月経った頃、
まず感じた事は「和音が読みづらい!和音の伴奏が苦手」ということ
和音は音符が3つとか4つとかつらなっているじゃないですか
右手のメロディの1つ1つの音符を読みながら演奏することすら難しいのに…
こんな音符だらけの楽譜を読みながら演奏してる人を見ては、「凄いなぁ」と思ってましたね
しかし楽譜を読みながら演奏出来なくても、何回も練習して演奏を体に染み込ませてしまえば演奏は出来るようにはなります
しかし時間もかかるし効率が悪い
こんなペースでは1年後に何曲弾けるようになるんだって感じです

子供と違って、大人の1年は短い!なるべく効率良く行きたいです
和音を身につける最適な方法はないかと、「エレクトーン 和音 身につける」などで検索しても、求めている内容がでてこない。
どの記事も、私のレベルよりも上のレベルのお話ばかりなんですよね。。
私が知りたいのは、少しでも譜読みが楽になるための和音を覚えるコツです。
「これは、先生に和音を身につけるコツを聞くしかない!」ということで、私が習っているエレクトーン教室の先生に相談することに。
先生に和音覚えるコツ聞いてみた→結論カデンツを練習で問題解決◎
エレクトーンのレッスンに通っているのですが、早速エレクトーンの先生に和音を覚えるコツを聞いてみました
その時に言われた事↓
先生『和音に慣れたいのならカデンツを練習すると良いよ!』
私『?(なにそれw)』
カデンツ、恥ずかしながらその時まで聞いた事すら無い言葉でした(汗)
早速次回のレッスンではカデンツについて教えてもらいました
このままカデンツを理解して練習すれば和音も少し楽になりそうだ、、!と微かに希望がみえました
つまり、和音部分の譜読みスピードを上げるには、カデンツ練習が最適ということがわかりました!
そもそもカデンツとは
カデンツを簡単に説明すると、終止形の和音進行のパターンです。
各調ごとのカデンツを知っておくと、練習中の楽曲でも和音の進行パターンを活かせるため譜読みが非常に楽になります。
ピアノカデンツは以下のように、各調ごとに和音(コード)の進行パターンがあります。
ドミソ(C)→ドファラ(F)→シファソ(G7)→ドミソ(C)
ピアノでカデンツを練習する場合、上記の和音を基本的に右手で弾きます。さらに右手のカデンツの進行に合わせて左手をド→ファ→ソ→ド弾いたりして練習を発展させることが可能。
また、エレクトーンでカデンツをする場合も同じ和音ではありますが、以下の見出し「エレクトーンのカデンツ練習で注意すべきこと」のような注意点があります。
エレクトーンのカデンツ練習で注意すべきこと
エレクトーンのカデンツ練習で注意すべきことは、以下の通り。
- ピアノとエレクトーンではカデンツ教本がそれぞれ別にあるので注意
- ピアノのカデンツは和音を右手で弾くが、エレクトーンのカデンツは和音を左手で弾く
- エレクトーンのカデンツは転回形の和音を使う
- エレクトーンカデンツは、和音(左手・下の鍵盤)とベース(足)の2つを使う。もしくは和音(左手・下の鍵盤)とベース(足)と単音(右手・上の鍵盤)の3つを使う
カデンツの練習には、カデンツが載っている教本などがあるととても便利です。
しかし上記の注意点のようにピアノとエレクトーンではカデンツ方法に違いがあるため、ピアノ用のカデンツ教本でエレクトーンのカデンツ練習はできなくもないが初心者には難しいです。。
なのでエレクトーンのカデンツに関しては、
ピアノのカデンツ教本で代用せずにエレクトーン用のカデンツ教本を用意するのをおすすめします
エレクトーンでカデンツを覚えるのにおすすめな教本
エレクトーンカデンツが1冊にまとまった『エレクトーン スケール・カデンツ・ブック』です。

しかもYAMAHAから出てるものでした(笑)
カデンツの教本は色々ありますが 調べたらほとんどがピアノ用なんですよね
以下は、エレクトーンのカデンツに関しては ピアノのカデンツ教本で代用せずにエレクトーン用のカデンツ教本がおすすめな理由です。
✔エレクトーンでよく使う転回形(※)の和音だから普段のエレクトーン演奏にも応用できる◎
✔エレクトーン用カデンツ教本なら、楽譜の一段目の和音が左手・二段目のベースは足で弾く用として記載されている◎
エレクトーンのカデンツでは左手・足を使います。「エレクトーン スケール・カデンツ・ブック」の楽譜1段目を左手、2段目を足で弾きます。
また、左手・右手・足を使ってもカデンツ練習が可能。3つを使う方が体をたくさん使う分、カデンツパターンを体が覚えるので練習の効果を感じやすいですよ◎
3つを使う場合、右手(単音・上の鍵盤)はベースと同じ単音で進行して弾けばOKです。音の高さは左手に近い自然な高さで弾きます。
(※)和音の転回形とは?→通常の和音(コード)の並びを変える事
例:ドミソ→ソドミ
・エレクトーンのカデンツは、基本的にソドミのような転回形
・和音を転回することで、エレクトーンでも自然な音の高さになる
・エレクトーンの楽曲でも、基本的に出てくる和音は転回形
また、カデンツだけでなく、スケールものっていますよ
余力があれば練習にスケールも取り入れたいですね
これと同じシリーズの『エレクトーン・コード・トレーニングブック』というのがあるのですが、こっちじゃないので間違わない様に注意です(見た目も名前も似てるので間違わないでください)
私は初めにこちらを間違えて注文してしまいました
こっちは内容が初心者の私にはハードモード。読解不可で買ったまま放置です
教本の概要
この「エレクトーン スケール・カデンツ・ブック」はピアノのハノンに変わる存在として、スケールをエレクトーンの鍵盤数に想定した長さにに、そのぞれの調整による指使い(指運)に親しみ、テクニックの向上へ結びつけられるようにし、また、カデンツをエレクトーン特有のベースと両手に着目し、各調のカデンツを体感できるように工夫されています。
スケール・カデンツは音楽をする上で基本となる項目です。演奏力、即興力を向上させるためには、スケール、カデンツをしっかり習得し定着させることが大切です。
エレクトーン スケール・カデンツ・ブック
各調ごとのカデンツとスケールがそれぞれのっています
「エレクトーン スケール・カデンツ・ブック」なら、エレクトーン特有のベース(足)と両手を使うカデンツが学べます。
エレクトーン用|カデンツの練習方法
エレクトーンカデンツの練習方法は、エレクトーンカデンツ用の教本があればとても簡単です
- エレクトーン用のカデンツ教本を用意する
- 練習いたい調のページを見ながら、カデンツを1日5分程度練習する
- 左手(左手が和音)+右手(単音)+足(単音)の3つを使う
カデンツの練習方法は、練習している楽曲を弾くその前に、その楽曲の調にあったカデンツを弾くだけ。
例えば「となりのトトロの曲」だったら、ヘ長調の曲なので
「ヘ長調のカデンツを5分間弾いてからトトロの練習にとりかかる」と言った感じです
私が受けているエレクトーンのレッスンでは、左手(左手が和音)+右手(単音)+足(単音)の3つでカデンツを練習してます
おそらくすぐに慣れて左手・右手・足を同時に使ってカデンツを弾けると思いますが、
本当に始めたばかりの人だといきなり同時に3つは難しいこともあります。
その場合は、まずは左手と右手だけ▶︎足だけ▶︎次は左手と足▶︎慣れてきたら3つ同時に・・とスモールステップで練習すると覚えやすいです◎
または右手を使わずに、左手(和音)と足(単音)だけでも、カデンツ練習として効果的かと思います◎
エレクトーンカデンツを練習に取り入れて実感した効果
カデンツ練習を取り入れた結果、楽譜でも和音がどんどん読めるようになりました
新しい曲を覚える際も、和音とセットになるベースがなんとなく分かるようになり、ベースを暗譜しなくても良くなりました。
また、コードネームも自然と頭に入ってきました。
カデンツを勉強することで、これまで頭の中でごちゃついていた音楽の知識が整理され、理解しやすくなったのかもしれません。
この教本でカデンツ練習を取り入れたら、楽曲の和音部分の演奏が劇的に楽になりました!ついでにベースも楽になりました。
カデンツを練習する前は、9~8級レベルのジブリやディズニーの曲を1曲完成させるのに1カ月~2ヶ月かかってましたが、今なら2週間~1カ月で完成できます。
これも和音とベースの譜読みスピードがあがり、調ごとのおきまりパターンが分かったことの効果だと思います。
- 伴奏部分の楽譜を目で追いながら弾けるようになった◎
- 調ごとの伴奏の型が覚えられて新しい曲でも応用が利くようになった◎
- 和音だけでなくベースも楽になった◎
- ついでに基本のコード(C・F・Gなど)も自然と覚えられた◎
- 結果として1曲仕上げるのが速くなった◎
私みたいに 和音が苦手で困っている人は『エレクトーン スケール・カデンツ・ブック』を使ってカデンツ練習するのをおすすめします
1曲を仕上げるのも確実に早くなりますよ。
また音楽の理解が深まるので、今よりも音楽を楽しめるようになります。
ピアノをやっている人はピアノ用、エレクトーンをやってる人はエレクトーン用で練習してみてくださいね♪
ところでエレクトーンやピアノを購入した方で、不要になった電子キーボードなどの処分に悩むことはないでしょうか?
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